東京五輪中止し、いのち守る政治に
◎木佐木大助議員
東京五輪ではどうか。政府は、感染症の専門家が「無観客開催が望ましい」と提言していたにもかかわらず、1会場「上限1万人」、1日最大20万人にもなる規模での開催を決めた。さらに、園児から高校生まで90万人の「学徒動員」も画策している。
共同通信社の世論調査では、開催の場合に感染が再拡大する不安を感じるとの回答が86. 7%に上った。専門家の意見、国民の不安に応えない菅首相の対応も「心強く感じている」のか、知事の見解を伺う。
安心・安全な大会の開催に向け準備
◎村岡嗣政知事
東京2020オリンピックの開催に関しては、感染の再拡大への不安や懸念の声があることは事実ですが、安心・安全な大会の開催に向け、来日者数の削減や参加選手・関係者に対する徹底した検査とワクチンの接種など、政府と関係機関が一体となって対策が進められています。
開催に係る方針については、私から申し上げる事柄ではありませんが、菅総理は、国民の命と健康を守るとの決意を重ねて示されており、その考えの下、政府をはじめ関係機関において、適切に判断し、対処されるものと考えています。
こうした菅総理の対応について、私としては、いずれも心強く感じているところであり、引き続き、国と連携しながら、直面する感染症の危機を克服し、「活力みなぎる山口県」の実現を目指してまいります。
(2021年6月29日)