感染防止へ大規模なPCR検査を
木佐木大助議員
今年4月から6月にかけてのコロナ感染の第4波はようやく下火となり、ワクチン接種も本格化してきた。ワクチンの迅速な接種のためにあらゆる手だてをとることは当然だが、ワクチンによる集団免疫が得られるのは秋から冬にかけてとなり、どうしても一定の時間がかかる。
ワクチンの迅速な接種と、基本的感染対策―とくに大規模検査をセットで行ってこそ、封じ込めに道を開くことができる。
6月補正予算にはPCR検査の最大件数を7500件に拡充する経費も計上されたことは評価するが、資料(下)のように、感染の第4波のただ中での中国5県の検査件数を1日平均にすると広島県4643件、山口県はその10分の1の441回に留まっている。5月中旬の陽性率は9.1%とステージ4寸前まで高まった。
広島県に学び、「誰でも、いつでも、何回でも」PCR検査が受けられる体制をつくることが感染の再拡大を防ぐためにも急務だ。
「幅広く、積極的に検査を実施している」
弘田隆彦健康福祉部長
大規模なPCR検査の実施についてですが、県では、これまでも、感染の疑いのある方や濃厚接触者はもとより、感染者が多数発生している地域等において一斉検査を実施するなど、幅広く、積極的に検査を実施しているところです。
(2021年6月29日)