米軍岩国基地のなし崩し的な機能強化に歯止めを
木佐木議員は、空母艦載機部隊の配備前、国が6機程度と説明していたEA18Gグラウラーが実際は8機に増えていた問題をとりあげ、①県はいつ把握し、どう対処したのか、②国は「機数は米軍の運用で変動し得る」と説明するが、6機が8機は33%増。加えて、グラウラーは特に騒音が激しいスーパーホーネットの派生機であり、「これ以上の負担増は認められない」という基本スタンスを反故にするものではないか、③米軍が勝手に配備機数を増やすことを放置していたら、なし崩し的に機能強化が進む。国に抗議するとともに、米軍に対し、無通告での部隊増強は行わないよう要請すべきだ、と質しました。
「なし崩し的な機数増が行われてはならない」
総務部理事は、①昨年3月、岩国市が8機と確認した時点で情報提供を受けていたが、機数は時々で変動し得るものと説明を受けていたことから特段の対応はしなかった、②「これ以上の負担増は認められない」との基本スタンスは、新たな部隊の配置を想定していたものであり、部隊内の機数の変動は、これに当たらない、③グラウラーの機数の変動について抗議する考えはないが、なし崩し的に機数増などが行われてはならないと考えており、適切な情報提供が行われるよう、国や米側に求めていく、と答えました。
(2020年3月5日)