日本共産党山口県委員会の「新型コロナウイルス感染症対策本部」の河合喜代県副委員長と藤本一規、木佐木大助両県議、吉田達彦県議団事務局長らは8月25日、山口県予防保健協会(山口市吉敷)を訪れ、新型コロナウイルスの感染拡⼤に対応して、同協会が導入した全⾃動のPCR検査装置を視察しました。
県予防保健協会では総務部総務グループの板垣多樹郎リーダーに対応して頂きました。
全自動は県内初、所要時間は4分の1に
板垣氏によると、導入したPCR検査機器は「富士フィルム和光純薬」社製の全自動遺伝子解析装置「ミュータスワコーg1」。全自動の導入は県内初で、冷蔵庫や試薬キットなど周辺機器を含めた導入経費は総額約965万円。
解析装置は一度に4検体の検査ができ、結果判明までの所要時間は約75分と、従来の4分の1に短縮されます。1日に30検体の検査が想定されています。
検査員の負担軽減と迅速な検査が可能に
板垣氏は「作業時間を最小限に抑えて、感染リスクを低減するとともに、熟練した検査員でなくてもPCR検査を実施できるため、検査員の負担軽減と迅速な検査が可能になります」と言います。
今後は、山口県が県内8医療圏に1カ所以上設置する「地域外来・検査センター」で採取した検体の検査を行うとともに、即応性を生かして、緊急性の高い検査や検査数が急増した際に、県環境保健センターなどをバックアップする役割も担う計画です。
(2020年8月27日記)