2019年参議院選挙結果の考察_2

比例の得票率は、2017年総選挙から前進 日本共産党

 日本共産党の比例代表の県内得票数は33,241票(前回比12,109票減)、得票率は6.23%(同1.16㌽減)でした。直近の2017年総選挙と比較すると、投票率が47.31%(前回比6.04㌽減)と大幅に下がったため、得票数は4,466票減りましたが、得票率では0.33㌽押し返しました。

 市町別では、前回比で和木町、阿武町が得票数、率とも前進させました。17年総選挙比では、下関市、宇部市で得票率を1㌽以上増やしましたが、光市、長門市、柳井市、美祢市、周防大島町、上関町、田布施町、平生町の8自治体は減らしました。

比例議席は改選5議席から4議席に―全国であと18万票で5議席

 日本共産党の比例代表の全国得票数は448万3411票(得票率8.95%)で、改選5議席から4議席にとどまり、現職の仁比聡平氏は及びませんでした。

 比例代表は、ドント方式(各政党の総得票数をそれぞれ1,2,3,4・・・と自然数で割っていき、得られた商(得票数)の大きい順に議席を配分する)で最下位(50番目)の当選者は自民党の19人目(93万2203票)でした。次点(51番目)は日本共産党の5人目(89万6682票)でした。逆算すると、日本共産党の得票総数が約18万票増えていたら、5人目の議席を得ることができました。

旧民進党(立憲民主党+国民民主党)は前回並み

 民進党解散後、初の参院選にのぞんだ立憲民主党と国民民主党。両党を合わせた得票は、87,465票(16.39%)で、民進党でたたかった前回の10万5,962票(17.27%)と比較すると、得票数で18,460票、得票率で0.88㌽減少しました。

社民党は後退し、れいわ新撰組は2.9%獲得

 社民党は6,229票(1.17%)と、前回より得票で4,716票、得票率で0.62㌽減らしました。

 一方、初挑戦のれいわ新撰組は15,484票(2.9%)を獲得しました。NHKから国民を守る党は6,342票(1.19%)でした。

 維新の会(前回はおおさか維新の会)は、23,286票(4.36%)でした。

自民党は得票率を3.5㌽増やし、公明党は0.69㌽減少

自民党は得票率を3.5㌽増やし、公明党は0.69㌽減少

 自民党の得票数は前回より18,619票減少しましたが、26万8160票(50.24%)と過半数を超えました。

 公明党は84,381票(15.81%)と得票で16,852票、得票率で0.69㌽減らしました。

(ジム局長の個人的な見解です)

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