感染者急増する岩国基地での感染拡大防止策の徹底をはかれ
藤本議員は、新型コロナ感染症の感染が米軍岩国基地でも広がっている問題を取り上げ、基地に対し、詳細な情報提供を求めるとともに、日本人従業員を対象にしたPCR検査の実施を求めました。
在日米軍の発表(11月20日現在)によると岩国基地の感染者は11月4日1名、6日1名、13日18名、18日21名、20日23名と増加しています(発生人数ではなく、当日時点の陽性者数)。
11月14日には空母ロナルド・レーガンが横須賀基地に帰港しており、岩国基地での感染者増の要因となっていることも否めません。
藤本議員は、①岩国基地内での感染者にロナルド・レーガン関係者は含まれているのか、②基地内の感染者に関する感染経路、濃厚接触者の情報は県に提供されているのか、③基地内で働く日本人従業員を対象にしたPCR検査を実施すべきではないか、と質しました。
情報提供は適切にされ、今後も適切に対応する
藤田総務部理事は、
①ロナルド・レーガンの関係者が感染しているという情報はない、
②岩国基地からは、感染者に関する情報、感染経路等も含めて適切に情報提供がされている。岩国基地では、いまだ非常事態宣言を継続中で、11月9日に初めて国外からの入国者でない感染者が発生し、これに関連して、同12日に11人、大量の感染者が発生したということを受けて、直ちに県と地元市町で構成する連絡協議会で基地に対し、感染症対策の強化や日本人従業員の感染対策、それから、感染経路等の情報提供を要請した。今後も必要に応じて適切に対応する、
③日本人従業員を対象にしたPCR検査は、岩国基地において健康状態を把握しており、発熱等の症状が生じた際には、基地内で診察を受けていることから、県として、検査の実施は考えていない、と答えました。
(2020年12月2日)