新型コロナウイルス対策に係る補正予算の質疑_⑤

外来・検査センター設置し、PCR検査件数増やせ

 厚生労働省は4月28日、新型コロナウイルスの感染の有無を調べる「PCR検査」の拡充を目的に、各地の自治体に「地域外来・検査センター」の運営マニュアルを通知し、設置を促しました。

 これまで、感染の疑いをもつ人は、帰国者・接触者相談センター(保健所等)などに電話した上で、非公開の帰国者・接触者外来を受診し、検体を採取。検体は県環境保健センターに送られ、陽性かどうかを判定していました。

 しかし、かかりつけ医が検査を勧めても保健所が必要性を認めず、断られるケースが報告されています。

 藤本議員は、同検査センターについて、12府県が設置し、22都府県が検討中と報道されていることを紹介し、「山口県は、どう対応されようとしているのか」と尋ねました。

「感染経路を特定する方法が有効」と検査センターは設置せず

 担当部長は、「感染防止のためには、保健所に設置した帰国者・接触者相談センターを通じて、個々の行動歴を確認し、感染経路を特定していくという方法が有効と考えている」という認識を示し、「現時点では、地域外来検査センターの設置は考えていない」と繰り返しました。

(2020年4月30日)

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