■2020年6月議会一般質問■藤本一規議員_3

削減した保健所機能の復活強化を

 藤本議員は、新型コロナウイルス感染症対策の最前線に立つ保健所の体制強化を求めました。

 日本共産党の調査で、全国の保健所数は1990年の850カ所から、2019年に472カ所へと激減していることがわかりました。


 政府の新型コロナウイルス感染症専門家会議が5月29日、まとめた「状況分析・提言」では、「保健所の業務過多」として、「電話がつながらない」、「相談から検査を受けるまで時間がかかる」、「検査が必要な者に対し、PCR等検査が迅速に行えなかった」などをあげ、「保健所の体制強化」を訴えています。

 藤本議員は、県内でも2005年と2017年の保健所の体制を比較すると、検査技師が半減され、全体で3割の人員削減が行われ、玖珂、大島、阿東、厚狭、美祢、豊田、豊浦の保健所支所が廃止されていることを明らかにし、廃止した支所を復活させ、保健所の体制を抜本的に強化するよう迫りました(下表)。

必要な体制強化はしており支所復活は考えていない

 健康福祉部長は、「今回の新型コロナウイルス感染症への対応においては、会計年度任用職員の増員や、庁内外からの応援体制の確保等により必要な体制強化は図っている。統合した支所の復活は考えていない」と答えました。

(2020年7月1日)

タイトルとURLをコピーしました