F2戦闘機 飛行中の接触事故原因 “追い抜き時の確認怠った” | 自衛隊 | NHKニュース

F2戦闘機 飛行中の接触事故原因 “追い抜き時の確認怠った” | 自衛隊 | NHKニュース

 この航空自衛隊F2戦闘機の接触事故については、2021年4月27日、日本共産党山口県議会議員団と同美祢市議会議員団、同長門市議会議員は連名で、山口県に申し入れをしていました。

 申し入れ書は以下の通りです。

  航空自衛隊F2戦闘機の接触事故に関する申し入れ

 航空自衛隊築城基地(福岡県築上町など)所属のF2戦闘機2機が、4月22日午後3時7分頃、山口県長門、美祢両市にまたがる花尾山(標高約670㍍)付近の上空を飛行中、接触事故を起こし、機体の一部を落下させました。落ちた部品は見つかっていません。

 航空幕僚監部は、この2機はF2B(2人乗り)とF2A(1人乗り)で、前方を飛んでいたF2Bの垂直尾翼にF2Aの先端部分が接触し、垂直尾翼に設置された衝突防止用ランプ(約400㌘)とひも状の放電装置(約5㌘)が落下したと説明しています。

 花尾山は、日本海と瀬戸内海の分水嶺に位置し、眺望が優れていることから登山者も多く、周辺には集落も点在しています。一歩、間違えば県民の生命、財産に多大な影響を及ぼす惨事になりかねない事態です。

 築城基地所属のF2は2018年11月2日にも同基地の西約200㎞の訓練空域で2機が接触事故を発生させ、2019年2月20日には同基地所属のF2Bが山口県見島沖20㎞の海上に墜落しています。

 この3年間余に接触事故と墜落事故を起こし、そのたびに再発防止策がとられていたにも関わらず、再び接触事故を発生させたことは重大です。

 よって、下記事項について申し入れます。

 ▽政府に対し、今回の事故原因が究明され、再発防止策が講じられるまで飛行訓練の中止を求めること

 ▽自衛隊に対し、今後、訓練空域への移動に際して、山口県上空を飛行しないよう求めること

(2021年9月10日)

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