大平氏と県議団、下関市議団ら
6月末から7月1日の豪雨被害でJR美祢線の全線と、山陰線の下関市小串ー長門市駅間が運休している問題で、日本共産党の山口県委員会と県議団、下関、美祢料市議団は8月7日、大平よしのぶ衆院中国ブロック比例候補とともに、JR西日本広島支社に対し、完全復旧に向けた方針を早期に決断することなどを要請しました。
要請には大平氏と藤本一規、河合喜代両県議、下関市の桧垣徳雄、桂誠両市議らが出席。JR西日本は中国統括本部経営企画部の中村恭昌課長、広島支社地域交通(山口)の木村善栄課長が応対しました。
美祢、山陰両線の復旧について木村課長は「まだ被害状況の全容把握に努めているところ」と述べ、流失をまぬかれた橋梁などの調査も必要となることを説明。出席した各氏は、今回の被災を両線の存廃論議に発展させないよう口々に訴えました。
また、運休区間の代行バスのダイヤの改善も要望。木村課長らは、県教育委員会や各学校の声も聞き、2学期までに改善がはかられるよう努めていくと答えました。
各氏は、「学生はもちろん、高齢者にとっても利便性が高い鉄道は地域の命綱だ」と強調し、大平氏は「脱炭素社会を前に進めていくためにも、鉄道は大きな貢献になる」と訴えました。