センチュリーの議会への貸出しは「継続」

「県議会議長、同副議長へのセンチュリー貸出しは中止を」と共産党県議団が申し入れた(5月15日)ことに対し、県会計管理局物品管理課は31日、文書で回答するとともに、集中管理自動車の使用実績を明らかにしました。

 回答は「当該公用車は、貴賓車としてだけでなく、議会での運用も前提として県側において一元管理し、有効利用を図る観点から、貴賓車用務で使用していないときに議会へ貸し出しているものです。また、他の集中管理自動車については、各所属において様々な業務で利用しており、議会との共同利用は想定していません」というもの。

 集中管理自動車の使用実績は、延べ日数でCX-8(知事車)は256日、クラウン(副知事車)は84日、クラウン(教育長車)は58日、ティアナは30日、アテンザは26日でした(いずれも2022年度)。

説明を受けた木佐木大助、藤本一規、河合喜代の3県議、吉田達彦県議団事務局長は、「知事車を除く4台の稼働率は高くない。センチュリー以外のこの4台と県議会が所有しているクラウン1台を運用すれば、センチュリーの貸出しをやめることは可能ではないか」と提案しましたが、物品管理課は「22年度はコロナ禍による行動制限などで使用頻度は低かったが、今後、使用回数が増えることも予測されており、センチュリーの貸出しをやめることは困難だ」と繰り返しました。

 また2年後に更新時期を迎えるセンチュリー1台(現在、副議長に貸出し)については、更新(買い替え)の是非も含めて、今後、検討することになる、などと説明しました。

(2023年5月31日)

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