県議会へのセンチュリー貸出しは中止を

 山口県は、集中管理している公用車7台のうち、2台の貴賓車・センチュリーを県議会に日常的に貸し出し、県議会議長と副議長の送迎のために使用されています。共産党県議団は5月15日、「センチュリーを議長、副議長が使っているのはおかしい」という世論が強まっていることを踏まえて、「センチュリーの貸出しはやめて、他の5台で対応すべきだ」と村岡嗣政知事に要請しました。

 2台のセンチュリーのうち1台は、2020年4月、2090万円で購入したもの。元県職員が「財政難のなかで、県民への説明抜きに高額な車両を購入したことは不当だ」と訴えた「センチュリー裁判」を通じて、県民の批判が高まっています。

 要請に参加した木佐木大助、河合喜代、藤本一規の3県議は、「県議会への貸出しは、センチュリー2台以外の5台で運用すれば可能ではないか。県議会の新たな任期が始まったことも契機に、センチュリー貸出しをやめることこそ、県への信頼を高めることにつながる」と強調しました。

 応対した県会計管理局物品管理課の職員は、「今月末までに、集中管理している公用車の利用実績と合わせて文書回答する」と答えました。

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